rainbow-train’s blog

介護職れいんのデイサービス奮闘記です。日々現場でおこる、ドタバタな現実を、ゆる〜くブログに書いていきます。

95歳S子様、スローモーションのように動く件☆

デイサービス介護職員れいんです(^^)

私の勤務するデイサービスは有料老人ホームと同じ建物内にあります。

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95歳S子様は、デイサービスをご利用された当初、ただただ車椅子に座っておられるだけで、ご自分では何にもしようとされせんでした。

トイレが近く30分おきに、

「助けて!おしっこ漏れちゃう!!」

とスタッフに助けを求めて来られました。

依存心が強く、このままでは残存機能も、どんどん弱ってしまうという事で、

見守りはしっかりしつつ、助けてと言われてもすぐ手を貸さずに少しずつ車椅子の自走やトイレなどご自分でやって頂くようにしてきました。

そして半年たった今、「助けて〜、助けて〜」とつぶやきながら、

ゆっくり・・・ゆ〜っくり車椅子を自走され、トイレに向かわれます。

そしてトイレでは、手伝ってコールの鈴を鳴らしスタッフを呼びます。

どうされました?とお聞きすると、

「パンツが下げれん」

リハパンを下げるのをお手伝いさせて頂くと、S子様はおっしゃいます。

「こんな美女に・・・パンツを下げてもらう御無礼、・・・もったいない」

おしっこが終わると、また鈴を鳴らされます。

パンツが上がらない、とおっしゃるので、お手伝いさせて頂くと、

「こんな美女に・・・おしりの世話までしてもらって・・・もったいない・・・」

スタッフも人間です。^^;

美女と言われると、少し余分に手伝ってあげたくなるものです💧

S子様の生きて行くための知恵でしょうか。

娘さまが面会に来られ、

「お母さんが自分でこいでる!

初めて見た!!」

と、とても驚いておられました。

少しずつ体力もつき、スローモーションのようにゆっくり自走されていくのを、今日も見守っています(o^^o)